2018年10月23日
当たるも八卦当たらぬも八卦
昨日、セッションの後の
お客様との雑談の最中に
”当たらない占い師の人に
何回か出くわしたことがあるんですよ！”という
お話をお客様がされたのです。
”ほんとその人たちに占ってもらったもの
心当たりがなくて
全然、当たってなかったんです。”という
お話を聞いて
”当たらない占い師”という言葉が
なぜか、私の心の中でヒットして
その日一日その言葉を反芻していました。
当たらない占い師というタイトルで
短編小説描いてみたいと思いました。
私は占いの仕事を生業としておりますが
実は占い師になる前に
ひとに占いなるものをしてもらったことは
数えるほどしかなかったのです。
悩みが出てくると
友人に相談することが多かったので
占い師さんのところにいくという考えが
なかったからでした。
でも、母が結構占い好きだったので
この先生いいと聞いては
連れて行かれたことが何度かありました。
その時に言われたこと
確かに当たっていました。
難を避けるためにこういうことしなさいと
いうことも言われてやりましたが
難はやってきました。
その時、この世で学ぶべき難は
どうやっても避けられないことを知りました。
また、占い師さんの
リーディング力が
ある時からみるみる落ちていくのを目の当たりにして
結局は自分の判断で動くことが大事とも思いました。
以来、ひとの判断を仰ぐことはなくなりました。
聴くときは確認のために行なっています。
その確認も今はほぼありません。
ひとは自分の中に解決の答えを持っている。
それを知っているからです。
そんなドライな考えの私が占い師になったことは
運命の不思議な巡り合わせとしか思えません。
当たらない占い師さんの話に戻ります。
私自身は当たらない占い師さんに
出会ったことはないのですが
間接的に当たらない占い師さんに出会った人の話を
お客様を通して
いくつかは聞いたことはあります。
ある人は恋愛の相談に来られたのですが
その相手は決して縁を繋いではいけない
悪魔のような人だったのです。
”これは、無理です！”とはっきりお伝えしたのですが
なんどもなんどもすがるようにお願いされるので
４回リーディングしたのですが
４回全てだめ！というカードが出ました。
４回同じカードが出るということは
もう、絶対だめなんです。
がっかりされている彼女に
他の方にも占ってもらいましたか？とお聞きすると
私で３人目だったとのこと。
一人目の人は私と同意見で
”絶対、付き合っちゃダメ！危ない！”と言われたそうなんです。
それでも諦めきれなくて
２人目の占い師さんのところに聞きにいったら
”相性バッチリよ〜！！付き合うといいわよ〜！”と
言われたそうで
２人の占い師さんの結果が真逆に出たので
もう一人の人の判断を聞きに行こうと
私のところに来られたのでした。
私はその人の話を聞きながら
２人目の占い師さんは
何を根拠にこんな見方ができたのかと思いました。
”この人読めてない？”そう思いました。
私がどうやってみても
１人目の占い師さんの見方の方が正しいと思いました。
私はお客様にすがられても
嘘はつけないので
”無理です！”の一点張りで通したら
そのお客様”こんなとこ来るんじゃなかった！”と
捨て台詞を吐いてお帰りになられました。
私は嘘をついてまで
お客様に媚びる仕事はしないと決めていたので
その言葉にムカつきましたが傷つきはしませんでした
ある人は親戚のセミプロの占い師さんに
結婚を相談したというより
おじさんが勝手に占いをしたのですね。
そうしたら、怖しい結果が出て
おじさんに”その結婚やめなさい！
おじさんの紹介する人と付き合いなさい！”と
脅されたそうなんです。
もう、それで怖くなって
帰り道電車に飛び込みたくなったという女性を
ご友人が心配して私のところに連れて来られたのです。
怯えきったその女性を見たとき
”アチャ〜！”と思いました。
プロでもなく素人でもない
中途半端なところに位置して
占いする人ほど厄介なものはないのです。
占いを勉強していると
ある時からぐんぐん読めるようになる
段階に到達するのです。
そうしたら、
面白くって
周りにいる人を観たくてたまらなくなり
勝手に占いをしていくのです。
まあ、相手がして欲しいといってきたならばいいんですけど
勝手に強引にしてしまうわけですね。
自分の言葉に責任を持たねばいけないという意識が薄いから
何でもかんでも言ってしまう。
このおじさんその典型の人でした。
プロとアマチュア、セミプロの違いは
自分の言葉に責任を持てるかどうかなんです。
占い以前の話です。
まあ、おじさんの占いは当たらずとも遠からずでした。
でも、おじさんの見立のような
極端な結果にはなりません。
そうお伝えしました。
そして、どんな状況であっても
その中に良い時期はあります。
その時期を私が今から観てあげるから
それから選んで式の日を
決めるといいということを伝えました。
そうしたら、
目の前に座っていた女性の緊張が
みるみる溶けて
柔らかいエネルギーが流れ始めました。
その姿を見てよかったと思いました
占いとは結果を伝えるだけではなく
万一、厳しい状況が出た場合
対処方法までお伝えするのが鉄則なのです。
当たることばかり鼻にかけて
相手の気持ちを慮らない態度は
それは素人以下の仕事です。
それから、これはお客様への私からのメッセージです。
的中率や当たることにこだわリ過ぎないでください。
占いは占い師さんとの相性がものをいいます。
相性の合う人にしてもらう方が
的中率は高くなります。
だから、相性が合う人を探してお願いしてみてください。
直感がちゃんと動いていたら
そういう人を引き寄せることができます。
そういう方はそんなにべらぼうに高い料金は
設定されておりません。
比較的受けやすい料金でなさっておられます。
料金が高いからよく当たるというものでもありません。
料金の高さと的中率は全く関係ありません。
的中率にこだわる人ほど依存型の人が多いです。
自分が占いジプシー、ジャンキーになっていないか
今一度考えてみてください。
イケアの創業者の人がこんな良い言葉を残してくれています。
〜高いお金を使って物事解決する人は凡人
シンプルな方法でお金をかけずに解決できる人が一番〜
まずは自分で解決してみようとすること。
そして、どうしても解決しきれない時に
相談しにいくというスタンスでいてください。
そうしたら、良い占い師さんに出会えますからね
昨日の方は
カードのことについても質問があったので
気がついたら
夢中でカードの魅力について語っていました。
その時、私はタロットカードが
本当に好きで好きでたまらないんだな〜と思いました。
その好きで好きでたまらないものに出会えて仕事にできたこと
本当に嬉しいな〜と思いました
Treat yourself
お金オロジーin 沖縄名護
10月はトートタロットカード
Posted by Yummy at 09:59
│タロットカード
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