2010年03月19日
春の便り
友人から春の便りが届きましたそれは、”いかなごの釘煮”です。
これは、いかなごの稚魚(新子)を飴炊きにした佃煮の一つです。
兵庫県の特産物でもあります醤油や砂糖、生姜を入れて炊くのですが
その間、いっさいかき混ぜてはいけないのです
そうやって炊きあがった新子は、折れ曲がった釘のように見えるので
”いかなごの釘煮”と呼ばれるようになったそうです
だいたい2月の終わりころから、店頭に、この新子が1Kg単位のパックに入って
売られはじめるのですが、そのときは魚屋さんの前は沢山の人だかりになります。
もうすごい量の新子をみなさん買って帰られるのです・・・
結婚して西宮に移り住んで、はじめてその光景を見たとき
”何事か?”と驚いたのを思いだします
京都でいかなごを見たことも食べたこともなかった私には
この光景がとても不思議に思えました。
そして、みなさん新鮮な新子を争うように買って帰ってすぐに炊き始めます
自分の家の分だけでなく、親戚の分も炊かれます。
友人のお母様も”業者さんですか?”というくらいの量を炊かれます!
各家庭ごとにこだわりの味付けや炊き方があるみたいで
友人のお母さまのは、松の実やくるみが入っていて少し固めに炊かれます。
これが、絶品なのですごはんにあうのはもちろんだけど
お酒のおつまみに最高です!
我が家の家族も大好きなので、一気に食べられると困るので
少しずつ食卓に出しています・・・
このまえもHiroさんが”そろそろxxさんのお母さんのいかなごの季節よね”と
言っていたら、その二日後に頂いてHiroさんとても喜んでいました!
いかなごの季節が近づくと、阪神間の主婦の方達がそわそわしだして
釘煮を作り出すこの習慣が、今では大好きな私です。
こんなにみんながいっせいに、地元の季節の食べ物を作る習慣
京都にも残っていないように思います。
いかなごの釘煮は、春の到来を告げてくれるとても素敵な兵庫の風習です
私?私といえばいちど失敗してから頂くの専門になってしまいました・・・
元京都人のYummy 春の京都ツアー
定員に達しましたので〆切らせていただきました。
ありがとうございました!
今日はタロットカード
ワールド
今日は完璧ーてな感じの
日になりそうです!
お楽しみに・・・
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