2013年03月14日

0123

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最近、タロットを習って
お仕事にしていく生徒さんが
少しずつ増えてきております。
以前は、自分のことを知りたいから
習いたいというひとがほとんどでした。
そんなお仕事にしていくひとには
ちょこちょこっと
仕事をしていくうえでの
アドバイスを差し上げています。
そしてその中で
いちばん気をつけて欲しいこと
”ジャッジをしない”ということ
ここに関しては
時間をかけてお話しています。

私の仕事はひとのお悩みを聞くお仕事です。
ひとによっては、家族にも誰にも打ち明けたこともない
心の内をお話なさいます。
その話されることに
私が白か黒か
もしくは結論に持っていくように
してはいけないのです。
私は傍観者でなければいけないのです。
正義の味方や裁判官であってはいけないのです。
また、涙目ウルウルであってもいけないのです。
境界線を越えて
”私が解決せねば!”とかしてはいけないのです。
私ができることは
混乱状態におられるクライアントさんが
気持ちの整理整頓をなさる
お手伝いをするだけなのです。

例えていうならお引越しのお手伝いをするスタッフなのです。
部屋の中にちらばった
引っ越し荷物を
どうやって片づけていこうと
ため息ついている
クライアントさんに
”食器はあちらですか?”とか
”鏡台はこちらに片づけるのですか?”と聞きながら
整理整頓していくのです。
ここで、クライアントさんに
”えらくちらかっていますね~。
片づけ下手なん違います?”とか
”こんなんやから、あかんのですよ~”とか
そういう事を言ってはいけないのですよ。
静かに整理整頓をお手伝いするだけなのです。
そして片づけるときも
こっちが気をまわして
この方が動線いいいからとか思って
勝手にしたらあかんのです。
あくまで、そのクライアントさんに
”これはここです。それはそちらです。”と
教えてもらってから
動かないといけないのです。
そうでないと、私が帰ったあとに
クライアントさんが
”あれ?あの食器どこにしまったの?”って
なるからです。
私がいないとどこに何があるかが
わからないようでは駄目なのです。
自分で食器はここ、洋服はあそこにあるって
わかるようになってもらわないとあかんのです。

これには黙って静かに聞く力が要ります。
クライアントさんが
セッションをしている間に
自分で気づいていかれるのを待つのです。
時間がかかることが多いです。
1回2回のセッションでは終わらないことも多いです。
それでも、焦らず相手が少しずつ少しずつ
気づきに近づいていかれるのを待ちます。

こちらがすぐに結論を出すようなセッションは
閉じた心をなんとかしたいと思って
勇気だしてこられた方の心を
逆に傷つけてしまうことに
なってしまうこともあります。
はっきりいって
ひとの心と向き合う仕事は難しいです。
お手軽にできるものではありません。
でも、焦らず、自分もまた人生の迷いの道を
歩いている途上の人間なのだということを忘れずにいたら
このお仕事は細く長く続けていけますダッシュ

~ちょこっとお知らせです~
ご希望があったのに
忙しさにかまけてなかなかテキスト作りが
進まなかったのですが
ようやくクリスタルタロット講座を
始めるめどが立ちました。
4月10日から始めますので
ご希望の方はホームページの
タロット講座メニューをご覧くださいませ!
saopepeさん
ほんとうにお待たせいたしまして
申し訳ありませんでしたガ-ン

それから初級タロット講座の講座料を
3月20日から改定させていただきます。
3月20日以降の初級タロット講座は
4,500円(1回)となります。
あしからずご了承くださいませヒミツ
*なお、ただいま初級タロット講座の
ご予約を頂いております皆さまには
旧来の講座料でお受けさせていただきますので
ご安心くださいませ。

3月 16日(土)は月1Bonteデー
4月  7日(日)は春の賀茂マルシェ
4月 14日(日)はcafe garcon 女子会

Mont Bateauホームページアドレスです。
セッション、講座の
ご依頼・お問い合わせは
お手数ですがこちらURLからお願いいたします晴れ
http://www.yummytarot.org/

ピカピカボッティチェリ・カードキラキラ 

行きつ戻りつしながらも
あなたはあなたが行くべき方向に
向かっています。
キーワードは、満ちる





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Posted by Yummy at 11:28 │ひとりごと
この記事へのコメント
こんにちは
ブログ拝見しながら、確かに引っ越し屋さんは、あれこれ指示しないし、お客さんと程よい距離をとっているなって思いました。ついつい気持ちが入り込みそうになりますが、境界線を保っていかないとジャッジしてしまいますね。
しっかり意識しておこうと、あらためて思いました。
ありがとうございます。
Posted by rieko at 2013年03月14日 12:29
rieko様

なにによらず、ひととの関係は程よい距離が大切なのだと思います。
相手のことを思うあまり私がなんとかしてあげなくては~という思いはときにエゴを生みだししてしまったり、なかなか変わらぬ相手に怒りを感じてしまったりします。これは悲しいことです。
Posted by YummyYummy at 2013年03月14日 13:12
引っ越しの例え
凄くわかりやすいです!
自分が相手以上に相談事に振り回されないって、大事なことですよね
自分でもそうですが、気づきから全ては始まるって思います
Posted by mari at 2013年03月14日 14:50
mari様
コメントありがとうございます!
はい、客観的に聞くという姿勢が大切なのです。
客観的かといって突き放すのではなく、このあたりの加減は、ちょっとむつかしいのですが、0123が頭にあれば大丈夫です(笑)
Posted by YummyYummy at 2013年03月14日 15:01
今日の教え、Yummyさんにお仕事に限らず、ですね。人の話を聞く際の心構えとして非常に大切な事を教えて頂きました。有難うございます。
Posted by pineslake at 2013年03月14日 20:36
私は過去世で祈祷師だったらしいのですが、その過去で「人のために良かれと思ってしたことが、人のためにならず、実は人の成長を妨げていたことを知り、自暴自棄になっていった」のだそうです。
人のために何かしてあげたいという思いは、扱いに注意が必要ですね。
客観性を確立すること、大切なんですね。
「放っておく、期待しない」ってなんだか冷たそうですが、踏み込むことが良いこととも限らないし、期待することはやはりエゴが入るのかもしれない。
勝手に気を回し口出しする引越し業者…。自分もそうならんように。思い出すようにします。
「あ、この人、私のことちゃんと見てくれてはったんや」って実感は、あれやこれやしてくれなくても、相手に対する信頼だけでなく、自分への信頼も取り戻せるように思います。
Posted by まる at 2013年03月14日 22:01
まる様

ただ、「放っておく、期待しない」ではなく、相手の成長や気づきの過程を見守るというスタンスが大切なような気がします。
それが、相手のひとが”見てくれていた”という実感に繋がっていくのでしょうね。
Posted by YummyYummy at 2013年03月15日 07:26
ああ、そうですね!
「見守る」なんですね。

いつも読んだ後に、いろんな気づき、思いや考えが巡ります。
ありがとうございます。
Posted by まる at 2013年03月15日 09:26
pineslake様

引っ越し屋さんのスタンスが、ひととのほどよい関係を保てるスタンスかなと思います。セッションで、こちらに人生丸投げされる
方もいらっしゃいますが、わたしは引っ越し屋さんに徹しています(._.)
Posted by Yummy at 2013年03月15日 10:25