にじいろのさかな

今日は天神さんの日でした。
天神さんの市が好きな娘と私は
朝早くから行っておりました。
ひととおりぶらりと廻って
朝の９時前から朝食といいながら
あでんとたこ焼きはしごしました。
朝のおでんとたこ焼き最高でした
写真は、そのおでん屋さんの屋台の中から撮った写真です。
ふうん、お店のひとからは
こんな風にお客さんが見えているんだと
この視点で見る参道がおもしろかったので
おもわずパチリ

昨日、今日と偶然、
独立開業したいというご相談というより
それに対するお金のカウンセリングが続きました。
お仕事もセラピストのと重なることが多い内容でした。
その中でいちばん悩まれるところが価格設定でした。
たしかに、これは私もお仕事始めて悩みました。
今から思うとあきらかに値段設定
低すぎたところからのスタートでした私。
悩んでいるひとからは
暴利をむさぼってはいけない！
その思いが強くて常識以下のセッション料でやっていました。
はじめは、それでよかったのです
でも、どんどん自分の能力やスキルが
上がって来ているのに
この設定はちょっと・・・と思いだして
それから、少しずつ価格は上がっていきました。
といっても１０００円以内の値上げでした。
それで自分もクライアントさんも納得してお仕事していました。

何年かしてあるとき
ずっと学んできたカウンセリングを
そろそろ仕事にしていきたいと
心が言いだしました
でも、自分の中で迷っていました。
カウンセリングになると今までの価格では・・・と。
そんな時、”えっ、なんで？”ということが起こりました。
それを見たとき私の心はメラメラしたのです。
”なんで、こんなでたらめが出来るんだろう？
あ～、そうか罪悪感がないのか。だから出来るんだ！”
そういう感情も沸き起こってきました
でも、そこに気づきもありました。
このひとは、でたらめであろうが
この値段ってきっちり自信を持って決めているんだ。
私は、それが出来ていない。
自分のやっていることに自信を持っていないから
こんなに迷うんだ。
それに気づいたら、カウンセリングをメニューに載せて
自分で適正と思える値段をつけることができました

この前、奈良のあるレストランのことが話題になりました。
そこのランチは素晴らしくて
いつか行ってみたいと思っていました。
そこが開業した当時から通っているひとが
その場におられて
むかしは、２，５００円だったのが今は５，０００円
お料理の内容は変わっていないのに
値段だけずいぶん上がったと嘆いておられました。
私は行ったことはありませんが
そのレストランをテレビで特集
なさっていたのを見て知っていました。
”あのお料理は２，５００円で提供はできないだろう。
５，０００円はとらないとやっていけないだろう。
２，５００円でやっていたときは赤字に近かっただろうな。”と
そのお話を聞きながら思いました。
お客様がつくまでは採算ぎりぎりもしくは赤字
軌道に乗ったら正規の値段になさるの
私いちがいに悪い！っていえないなと思いました。
シェフも生活がかかっています。
シェフがきちんと生活できる収入は
あっていただきたいなと思います。
それで、質を落とさないお料理を
提供してくださったら嬉しいなと思います。

私、むかしは物を買う時（特に家電）
値切ったりということやったりしていました。
最近は、ほとんどいたしません。
これも自分が商売をして
どんな気持ちで相手が売っているかが
肌で感じられるようになったからです。
あきらかにふっかけているときや
天神さんの市はお遊びの交渉します。
それは、値切って得したというより
ほんまにお遊びでやっています。
あちらもそれがわかってらっしゃるので
いい感じの値引きをしてくださいます。

レストランも天神さんの市の物も
私のセッションも
たぶん値段のつけかたは
みんなおんなじなんだと思います。
中身にともなう値段をつける。
ただそれだけなのです。
ランチ５，０００円ならそれにともなう料理を提供する。
アンティーク・バービードールが１０，０００円なら
それにともなう保存状態の物を売る。
私のお金のカウンセリングが６，０００円なら
それにともなうカウンセリングをする。
値段に見合ったものを提供すればよいのです。
それを心掛けて値段を自分で
自由につけていけばいいのだと思います。
そうすると、この値段でないとお客様は来ないから
いいものなんだけれどこの安い価格で我慢する。
中身がすかすかなのにふっかけて売る。ということが
少なくなってくると思います。
自分が心の底から納得できる値段をつけたら
それでいけばいいのです。
それを選ばれるか
選ばれないかはお客様次第ですが
その値段でやっていきたいという思いは
きちんと相手に伝わります。
値段は思いを伝える手段でもあるのです。

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