にじいろのさかな

昨日の京都は一日に雷と大雨に見舞われ
市内あちこち冠水するという
前代未聞のお盆最終日となりました。
送り火どうなるの〜と心配しておりましたが
夜には雨もやんで
無事に五山すべて点火されました

でも、なかなか火がつきにかったみたいで
保存会の方々苦労なさったと思います。
我が家の実家は
船山の保存地区にあり
保存会の方々が
この日のために１年かけて
ご準備なさっている姿を見ておりますので
昨日の点火は今までになく
心に染み渡りました。
祇園祭は鉾町に他からお引越されて来た方も
お手伝いなどなさったりできるようなのですが
五山の送り火に関しては
元々の地元の方がなさいます。
我が家もこの地に引っ越してきて
４０年以上になりますが
いつも鑑賞にまわらせていただいております。
お向かいの元庄屋さんのお家の息子さんたちは
学生さんの頃から送り火のお手伝いにかり出され
成人されてからは一人前に
火をまかされておらました。
下から山に点火されるのを眺めていたら
”XXちゃんが今年は火もって走るらしい”と
人々が噂しているのを聞いたことがあります。
てっぺんの火床に火が灯され
その火をもって次々に火がリレーされていくのですが
その年はそのお役目をXXちゃんがしていたようです。

船山は京都でも観光地から離れた場所にあり
早くに交通規制がかかるので
一般の車は一切入れず
ここでの送り火鑑賞は
ほぼ地元民だけという
今時の京都には珍しいところなのです。
送り火の鑑賞しているひと
みんなご近所さんで知り合いという
めっちゃローカルです。
送り火見ながら
ベタベタの京都弁で
その年の送り火の感想を立ち話するという
京都度１００％なところです。
ローカル京都保存地区みたいなところです。
ちょっとイキッた言葉でいうと
ロコの住む町です。
西陣もちょっと前までロコの町だったのですが
ニューカマーさんが増えて
おしゃれな街に変身して
ロコ卒業なさっていかれました。

船山の保存地区は
アクセスもあんまりよいこともないし
観光寺院もないので
このままロコ地区のような気がします。
風景も４０年前とあんまり変わってませんしね〜。
ちなみに私のサロンもこのロコ地区にあります。
実家やサロンいくたび
宝塚モードから
ロコモードにスイッチすぐに変わるくらい
ここは、ロコ力強いです。
そして、いつもこう思います。
千年続いた都の京都って
新しいもん入ってきても
それに飲み込まれるふりして
気がついたら
いつのまにか淘汰してる
このロコ力恐ろしや〜。

~オーストラリアからのリーディング＆ヒーリング~
定員に達しましたので〆切ました。

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キーワードは、古都